薔薇のある生活
| 薔薇のある生活環境 バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの『ギルガメシュ叙事詩』である。
紀元前3000年程度の古代帝国である。 バビロニアというのは現在のイラクとされる。 ここには、世界の3大文明のひとつ、 チグリス・ユーフラテスの2つの川があり、 その周辺で栄えた文明がメソポタミア文明である。 バビロニア帝国はエこのメソポタミア文明を後継した古代文明帝国をいうのである。 さて、記述の詩の中には、バラの棘について触れた箇所がある。 文献的な記述の始祖は兎も角として、古代から薔薇は人々に愛用されていた。 古代ギリシア・ローマでは、特に香りが愛好され、香油も作られたとされる。
薔薇はその後、ローマにおいてもバラの香油は愛好され、北アフリカや中近東の属州で盛んにバラの栽培が行われた。 クレオパトラと同様にバラを愛した人物に、暴君として知られるローマ帝国、第5代皇帝ネロがいる。 彼が、お気に入りの貴族たちを招いて開いた宴会では、庭園の池にバラを浮かべ、バラの水が噴き出す噴水があったと言われている。 ※薔薇の水は現在もローズウォータとして売られているが案外に高い!暴君がどれほどに贅沢だったかのが、思い知られる逸話である。 彼の宮廷の部屋も、もちろんバラで飾られ、皇帝が合図をすると天井からバラが降り注いだとされる。 料理に当然バラの花が使われていた・・・ ※薔薇の水を食の香料などとして野菜に掛けて食べると口の中に薔薇の香りが行き渡り長持ちする。何か、身体全体から薔薇の香りがするような錯覚に囚われる。 確かに私たちも薔薇の花を見て、多少、良い意味での胸騒ぎを覚えることがある。 これは、特に真紅の薔薇が人の血の色に似ているためであろうか? 私たちの祖先は当然にして、狩猟民族であったわけだが、そうした種族としての経緯が そうさせるのかもしれない。いわゆるDNAに赤い色は、「興奮を覚える」と。 そうであるか、ないかは別にして、確かに綺麗な色、形に加え、棘を持つ、と言う点で 何か、手に入らない、危険な、女性をイメージさせる。 薔薇は女性だけでなく、男性にも好まれるのはこのような理由からであろうか? 第二次大戦後、日本も相当に欧米化が進んでいる。 キリスト教でいう聖杯の象徴である薔薇が、現代女性ばかりでなく、相応の女性に好まれるのは、そうした影響があるのだろう。
誕生日に!などと言わずに婦人に何気なく渡す一輪の薔薇は恋を大きく進歩させることでしょう。
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